トップメッセージ
未来の成長を見据え、
「課題の見える化」から
「仕組み化」を進めることで
今のビジネスを変えていく
「課題の見える化」から
「仕組み化」を進めることで
今のビジネスを変えていく
代表取締役社長 執行役員社長



70周年を迎えたBXグループ
70周年を機に打ち出したスローガンには、若い世代の想いが込められている。
先人が築き上げたビジネスを発展させ、次の世代に受け継いでいく
先人が築き上げたビジネスを発展させ、次の世代に受け継いでいく
「シャッターだけじゃない。文化シヤッター」
これは、70周年を迎えたBXグループが掲げたスローガンです。この言葉には、未来を担う若い世代の期待と想いが込められており、彼らが抱くこれからのビジネスの可能性をよく表しています。1955年の創業以来、住宅向けのガレージシャッターや窓シャッター、さらにはビル向けの防火シャッターといったシャッター事業を拡充しながら、ドア事業やパーティション事業、住宅建材事業をはじめ、各種シャッターの修理・保守点検を行うメンテナンス事業、ビルリニューアルや住宅向けリフォームを請け負うリノベーション事業などへと事業領域を拡大してきました。現在のビジネスでは、「エコ」と「防災」が重要なキーワードとなっており、これらを軸としたモノづくりや事業推進に注力しています。近年では、気候変動による地球温暖化や自然災害の多発を背景に、ゲリラ豪雨による浸水被害を抑える「止水事業」、CO2削減にもつながる夏場の暑熱対策としての「遮熱事業」を立ち上げ、エコ&防災事業の中核事業として積極的に展開しています。
これは、70周年を迎えたBXグループが掲げたスローガンです。この言葉には、未来を担う若い世代の期待と想いが込められており、彼らが抱くこれからのビジネスの可能性をよく表しています。1955年の創業以来、住宅向けのガレージシャッターや窓シャッター、さらにはビル向けの防火シャッターといったシャッター事業を拡充しながら、ドア事業やパーティション事業、住宅建材事業をはじめ、各種シャッターの修理・保守点検を行うメンテナンス事業、ビルリニューアルや住宅向けリフォームを請け負うリノベーション事業などへと事業領域を拡大してきました。現在のビジネスでは、「エコ」と「防災」が重要なキーワードとなっており、これらを軸としたモノづくりや事業推進に注力しています。近年では、気候変動による地球温暖化や自然災害の多発を背景に、ゲリラ豪雨による浸水被害を抑える「止水事業」、CO2削減にもつながる夏場の暑熱対策としての「遮熱事業」を立ち上げ、エコ&防災事業の中核事業として積極的に展開しています。
今回掲げたスローガンが示す通り、売上構成比で見るとシャッター関連事業以外の事業がすでに過半を占めています。そのため、私たちは「文化シヤッター」という社名からはイメージしにくい新たな分野の事業にも積極的に取り組んでいる会社であること、さらには新たな事業の可能性を追求している会社であることをより広く社会に伝えていきます。近年ではBtoBのビジネスだけでなく、BtoCのビジネスにも力を注ぎ、70周年を機に生まれた「ぶ~しゃ」というマスコットキャラクターを通じて、個人のお客様にも親しみやすい企業でありたいと考えています。
先人たちが70年という歴史の中で培い、深め、広げてきた事業を、未来を担う若い世代に受け継ぐことが重要です。そのため、次世代の新たな展開に挑む姿勢を後押しし、共に事業の発展を推し進めていきます。
「快適環境ソリューショングループ」の取り組みの軌跡
「快適環境ソリューショングループ」を見据えて、
環境課題・社会課題の解決につながる商品を、品質評価と検証体制のもとで市場に投入
環境課題・社会課題の解決につながる商品を、品質評価と検証体制のもとで市場に投入
「快適環境創造企業」をめざし、「BX」という文字を社章に刻み込んだのは2004年のことでした。DX(デジタルトランスフォーメーション)のように、「X」は今でこそ変革の象徴として使われますが、当時の当社にとっては新たな挑戦の始まりでした。常に生活者視点を持ち、環境の変化に寄り添う商品づくりをめざし、高付加価値商品を揃えて市場を切り拓いていく姿勢は、今なお受け継がれ進化し続けています。
2006年には、長期10年経営展望として、「お客様に安心と安全を提供できる快適環境のソリューショングループ」をめざすことを掲げました。また、快適環境ソリューションの発想として、「ライフ・イン」と「ライフロング・パートナーシップ」という2つの新しいコンセプトも打ち出しました。「ライフ・イン」は、お客様の生活感覚や視点を持って商品やサービスを生み出すことをめざすものであり、「ライフロング・パートナーシップ」は、安心して長く使い続けていただける関係性をめざしています。この2つのコンセプトのもと、生活者視点で開発した商品や暮らしに役立つ商品の提供を行ってきました。
環境課題の解決につながる事業展開の始まりは、2010年の「太陽光発電システム事業」への参入です。さらに、全国的な集中豪雨による浸水被害が多発する中、2012年には「止水事業」に参入しました。このような流れの中で、2013年度以降は「エコ&防災」を注力テーマとしたモノづくりやサービス展開を強く打ち出しています。そして、2024年度には「遮熱事業」の本格展開が始まりました。夏場の暑熱対策商品として販売している屋内用遮熱シート「はるクール」は、工場や倉庫、学校の体育館などの天井に設置することで、外気から侵入する熱量を抑えます。この商品は熱中症対策、エアコン使用量の削減、CO2排出量の削減にもつながるものです。
中期経営計画の初年度を終えて
「恒久的な企業価値の創出」をめざす中期経営計画の初年度が終了。
中計2年目となる2025年度は「効率的な業務プロセスの構築」に取り組む
中計2年目となる2025年度は「効率的な業務プロセスの構築」に取り組む
BXグループは2026年度を最終年度とする3年間の中期経営計画(以下、中計)を推進しています。「恒久的な企業価値の創出をめざして」というテーマのもと、次世代に向けた恒久的な利益創出の仕組みづくりと人材育成に注力しています。中計では「課題の見える化」をキーワードに掲げ、計画初年度である2024年度に「徹底した業務プロセスの見える化」に取り組みました。
成果としては、営業力の強化を通じて顧客満足度の向上を図ることができたほか、防災・減災・環境対応商品のさらなる販売強化、社会環境の変化に対応した生産体制の基盤構築や製造原価の低減を実現させました。また、設計・施工・工事のスキル向上や人的資本投資を通じて企業価値の最大化に向けた施策を講じました。売上高、営業利益共に増収増益を達成しましたが、中計初年度の目標値には一歩届きませんでした。また、懸案となっていたドア事業の利益率改善にも着手しており、まだ課題解決の途上ではあるものの、株主の皆様への配当増配を実現しました。
中計2年目となる2025年度の経営方針は「効率的な業務プロセスの構築」です。2024年度で取り組んだ業務プロセスの見える化によって明らかになった生産性や成長性に関する課題に対して、新たな意識や発想を取り入れ、これまでの利益創出の仕組みを再構築していきます。そして、これらの取り組みを通じて、中計最終年度である2026年度には2年間の成果を最大限に生み出せるよう、現時点での改革に全力で取り組む決意です。
人的資本の分野では、「労働時間の見える化」による働き方の見直しや、DXを活用した業務効率・生産性の向上など、職場環境改善に向けた多角的な施策を講じています。また、グループの未来を担う人材の育成にも注力しています。BXグループの求める人材像は、固定観念や既成概念に縛られることなく鋭い感性を備えた人材、顧客視点を徹底的に持った人材、円滑なコミュニケーションを行える人材、自律的に判断ができる哲学を備えた人材です。つまり、これまで以上に自ら考え、行動できる人材の集団となることが、企業価値の向上の源泉になると考えています。
サステナビリティを追求し、経営基盤を強化する
本業を通じた社会のサステナビリティへの貢献と、
サステナブルな事業の拡大を支える経営基盤の強化により、企業価値の向上を図る
サステナブルな事業の拡大を支える経営基盤の強化により、企業価値の向上を図る
気候変動対応には「2050年BXグループ脱炭素宣言」を掲げ、その目標達成に向けた具体的な取り組みを行っています。また、気候変動による災害リスクへ対応した商品として熱中症対策となる屋内用遮熱シート「はるクール」を、集中豪雨に対応したソリューションとして止水マスターシリーズを積極的に提案することで、社会課題の解決を推し進めています。
人権尊重については、「人を大切にする会社」というBXグループの文化を継承しつつ、積極的な取り組みが必要であると考えています。私たちの事業は従業員のみならずバリューチェーン上の多くの人との関わりで成り立っており、人権尊重はまさに経営のベースとなるものです。事業を取り巻く人権課題に真摯に向き合い、人権意識の向上とリスクの低減に努め、人権尊重の責任を果たしていきます。
さらに、ガバナンスの強化も非常に重要です。当社の取締役会では14名の取締役のうち、8名が独立社外取締役で、4名の女性取締役に経営に参画いただいています。社会や経営環境が著しく変化する中、先例のない経営判断を迫られるケースも増えていますが、忌憚のない意見や助言を受けることで取締役会がより一層活性化していくことが、BXグループの継続的な企業価値向上につながると考えています。
IR・SR面談を通じた株主・投資家との対話も重要な役割を占めています。例えばSR面談では、目先の株主還元だけでなく、未来の成長に向けた投資をどのように進めているかといった質問も増えています。今後も株主・投資家の皆様と対話を深め、経営の健全性確保に努めてまいります。
「仕組み化」を進めることで、今のビジネスを変えていく
「課題の見える化」は確実に進捗。今後は課題解決に向けた「仕組み化」を
進めることで今のビジネスを変え、未来の成長につなげていく
進めることで今のビジネスを変え、未来の成長につなげていく
中計のテーマとして掲げた「課題の見える化」は、着実に進展しています。現在、さまざまなプロジェクトに取り組んでおり、今後の議論次第では、既存の制度を抜本的に見直す必要が出てくるものも含まれています。
しかし、「見える化」が達成されたことで満足するのではなく、そのプロセスで浮き彫りとなった課題の解決と、その解決を持続するための「仕組み化」を進めることが重要です。仕組み化の鍵となるのは、組織的に取り組める仕組みにすることです。組織の責任と権限を明確にすると共に、高い意識を持った人材が運用に携わることが求められます。新たな仕組みの構築、そして、実行できる人材集団により恒久的な企業価値を創出していきます。
未来の成長を支える重要な施策の一つが戦略投資です。中期計画の3ヵ年期間では、M&Aを含む150億円規模の戦略投資を計画しています。その具体例として、海外事業の成長が挙げられます。現在、オーストラリアやニュージーランドを中心としたオセアニア地域での事業展開に加え、ベトナムを拠点とする東南アジア諸国での事業を展開中です。さらに、今後は北米市場への進出も視野に入れています。
70周年を迎えたBXグループを、80年、90年、100年と事業を継続・発展させていけるよう、その基盤を着実に固め、次の世代へ正しく受け継ぎながら、持続的な成長をめざしていきます。



