満足度の向上
■従業員の健康のための取り組み
文化シヤッターでは、従業員が「人財」として生き生きと活躍するための基盤は、「心身の健康」であるという認識のもと、従業員の心と身体の両面をサポートする体制を整備しています。
心の健康をサポート
自らのストレス状態を把握し、メンタルヘルス不調を未然に防止できるよう、ストレスチェック制度を導入しています。健康状態の確認に加えて、ストレスを感じにくい思考に切り替えるメンタルタフネスやセルフケアの方法についての学習、結果に応じた医師への面談希望など、多方面から従業員の心の健康をサポートしています。
身体の健康をサポート
定期健康診断と再検査の受診を徹底し、100%の受診率を達成しています。また睡眠時間や飲酒頻度など、生活習慣に関するアンケートを実施し、集計結果を一般的な平均値と比較して開示することでヘルスリテラシー向上をめざすなど、従業員の生活習慣の改善や健康の維持・向上を支援しています。
■従業員の幸せを追求した働き方の支援
文化シヤッターでは、企業成長には従業員の幸せが欠かせないものであると考え、従業員が主体的に働き方を選択できる環境の整備を進めています。
育児休業・介護休業
子どもが3歳に達するまで、育児休業を取得することができます。また小学3年生までの短時間勤務の取得など、従業員の仕事と育児の両立を支援しています。
従業員が家族の介護に直面した際や特定疾患に罹患した場合も、仕事との両立を図りながら働き続けられるよう支援しています。要介護状態にある家族を介護する従業員は、家族1名につき年間5日の介護休暇を取得できるほか、短時間勤務を利用できる体制を整えています。
フレックスタイム制度
予め定めた総労働時間内で、従業員が自ら日々の始業・終業時刻を決めることができるフレックスタイム制を導入しています。職種や生活環境に合わせて、効率的に仕事ができる時間を自ら選択できる環境を整備することで、従業員のモチベーションや生産性の向上、労働時間削減にもつなげていきます。
テレワーク勤務
従業員が自らのライフスタイルに合わせ、柔軟な働き方ができるよう、テレワークの環境整備を進めています。在宅勤務だけでなく、出張先や移動中に仕事をするモバイル勤務や、所属事業所以外の会社施設を利用したサテライトオフィス勤務など、働く場所を選択できる環境を整え、生産性の向上とワーク・ライフ・バランスを両立させる働き方を推奨しています。
テレワークの推進は、業務プロセスの見直しや改善、環境負荷低減などの効果も期待できることから、今後も従業員の働きやすさを追求した取り組みを進めていきます。
■無期労働契約への転換
2018年4月より、パート、嘱託(正社員の定年後再雇用嘱託は除く)、契約社員等の雇用形態を、有期労働契約から無期労働契約に順次転換しています。法令では、通算契約期間が5年を超えると無期契約への転換する権利が発生し、申請に基づいて次の契約から無期契約に転換できますが、当社では、通算契約期間が5年を超える契約から順次、無期労働契約としています(本人からの申込みは不要)。また、無期労働契約者は正社員と同様に60歳を定年とし、再雇用を申請した場合は、65歳(誕生日の翌日)まで継続して働くことができるようになりました。
■人材育成・研修制度
文化シヤッターでは、「企業の価値は、従業員一人ひとりの人財力の総和である」と考え、問題解決能力やイノベーション力など、総合的な人材力向上をめざした研修プログラムを構築しています。従業員一人ひとりが、広い視野で積極的に課題解決に取り組む「人財」となることで、社会に提供する価値の領域を拡大し、レジリエントな企業体の構築につながることを期待しています。
■イノベーター育成事業「起業塾」の開講
イノベーター育成事業の一貫である「起業塾」は、BXグループの未来を担う45歳以下の従業員が、新事業・新システムの創出をめざし、1年間にわたり実施される研修プログラムです。
事業プロジェクトを進める上で必要なマーケティング力やビジネスプラン構築力の養成のほか、「社会に新たな価値を提供し、対価を得る芽を育む」をテーマに事業アイデアの検証・分析に取り組み、最終的には経営幹部への事業提案をめざします。
提案プロジェクトは事業化へ向けて取り組みが始まっており、彼らのイノベーターとしての活躍が期待されます。先人達による、既存のビジネスモデルにとらわれない“新しい価値”への果敢なチャレンジが、今の「快適環境ソリューショングループ」としてのBXグループを築いてきました。創業当初から受け継いできた「経験を問わず、挑戦する意欲を支援する」という企業文化を継承し、今後もイノベーターの育成と支援に取り組んでいきます。
事業プロジェクトを進める上で必要なマーケティング力やビジネスプラン構築力の養成のほか、「社会に新たな価値を提供し、対価を得る芽を育む」をテーマに事業アイデアの検証・分析に取り組み、最終的には経営幹部への事業提案をめざします。
提案プロジェクトは事業化へ向けて取り組みが始まっており、彼らのイノベーターとしての活躍が期待されます。先人達による、既存のビジネスモデルにとらわれない“新しい価値”への果敢なチャレンジが、今の「快適環境ソリューショングループ」としてのBXグループを築いてきました。創業当初から受け継いできた「経験を問わず、挑戦する意欲を支援する」という企業文化を継承し、今後もイノベーターの育成と支援に取り組んでいきます。
VOICE
起業塾受講
文化シヤッターサービス 品質統括部
技術教育部
係長(当時)
栗原 淳
文化シヤッターサービス 品質統括部
技術教育部
係長(当時)
栗原 淳
起業塾のメンバーは立候補して参加しており、主体性が高く、積極的で刺激を受けました。職位や職種の異なる皆さんから、思いも寄らぬ発想や視点からの意見を聞くことができ、とても貴重な経験となりました。繰り返し議論を重ねたテーマが形になった時にメンバーと共有した達成感は、普段は味わうことができない喜びでした。この経験を糧に、今後ますます変化する市場環境において、新たな視点で社会に価値を生み出し続けるイノベーターとなれるよう努力していきます。大きな目標に向い一丸となって取り組んだメンバーとの出会いを大切に、いいライバルとして切磋琢磨し続けたいと思います。
■人事制度・キャリア開発の取り組み
文化シヤッターでは、自立的なキャリア形成を支援し、高いモチベーションを保ちながら豊かな発想で仕事に臨むための人事制度の拡充を図っています。
グループ内インターンシップ制度
グループ会社を含め、働いている部署以外の業務に関心がある従業員が、原則5日間、希望部門で仕事経験を積むことができるインターンシップ制度を2013年度より導入しています。他部門で仕事を体験することで自らの視野が広がるほか、人的ネットワーク構築により、柔軟な協力体制が生まれるなど、従業員が今後のワークスタイルについて考える社内キャリア開発にもつながっています。
自己申告制度の実施
現在の仕事の量や質、働き方の希望や適性など、自らのキャリアプランについて申告する「自己申告制度」を年に一度実施しており、従業員のキャリアプラン実現に向けたチャレンジを支援しています。会社は本人の希望や状況を理解することで、活躍の場の検討や育成に活用しています。
海外派遣制度
文化シヤッターでは、グローバルな人材の育成をめざし2013年度より「海外派遣制度」を実施しています。BX BUNKA VIETNAMと文化シヤッター両社による「交換留学研修」として、文化や働き方が異なる相手国において職種に応じた経験を積み、新たな気づきや現地の従業員との課題の共有を通じて、相互に成長することをめざしています。2~3か月に及ぶ滞在期間の中で、言葉の壁を越え、積極的にコミュニケーションを図ることで得た知識・経験が、自国でのモチベーション向上につながることを期待しています。
VOICE
海外派遣制度利用
福知山営業所
所長(当時)
安原 明
福知山営業所
所長(当時)
安原 明
研修初日にノイバイ国際空港を降り立った時、日本の夏のように蒸し暑く、クラクションの鳴り響く独特の雰囲気に「ベトナムに来たんだ」と強烈に感じたことを今でも憶えています。研修ではBX BUNKA VIETNAMが直面するさまざまな課題に、現地スタッフと一緒に取り組みました。課題はどれも現地で解決しなければならないベトナム特有のもので、私は営業職ですが、営業の枠を越えたさまざまな経験を積むことができました。文化や環境の異なるベトナムで仕事をしていると、本当にビックリすることが多く、今まで自然に自分でつくってしまっていたルールや先入観に改めて気づくことができました。このように人は驚いたこと、気づいたことを、自らの知識や経験として吸収し、自分を形成していくのだと思います。ベトナムのスタッフやBX BUNKA VIETNAMで働いている先輩方の、目の前の問題を何としても解決するという熱意を目の当たりにし、それが私自身の仕事をする上でのモチベーションにつながっています。