社会と共に

人道的社会貢献

従業員による災害ボランティアへの参画
文化シヤッターサービス本社ビル(BX113ビル)では、入居するBXグループ5社のグループシナジーを高めることを目的として、様々な交流会を実施しています。各社の中間管理職で結成された「課長会」のメンバー9名は、2019年10月「令和元年東日本台風」で被災した埼玉県東松山市の災害ボランティアにいち早く参加し、農作業用機械や農作物が水没するなどの被害に遭った農家で清掃活動を実施しました。東松山市ボランティアセンターからは「災害発生後、多くの人に助けていただいたおかげで、いち早く復旧することができました。ボランティアにご参加いただきありがとうごさいました」との言葉をいただいています。防災を事業テーマとする企業として、災害時にいち早く復旧支援を行う重要性を改めて実感しました。誰もが安心・安全に住み続けられる街づくりに貢献するため、今後もグループ一丸となって取り組んでいきます。
災害ボランティアに参加した課長会のメンバー9名
文化シヤッターサービス 災害時の初動体制

文化シヤッターサービスは、全国11支店、129のサービスステーションを配置し、北海道から沖縄までアフターサービス体制を整えています。特に大規模災害発生時には、該当エリアに支援要員をただちに派遣する現場応援体制と、集中する電話回線を他拠点へ転送することで回線のパンクや通話中などのご迷惑を避ける受信体制の両面を整備しています。
2018年8月の台風21号で甚大な被害を受けた関西エリアへは、関越・首都圏・九州エリアから現場応援者を派遣、9月の胆振東部地震で被害を受けた北海道エリアには、東北・関越から現場応援者を派遣するなど、万全の支援体制で対応し、困難な状況のお客様をお待たせすることなく、一刻も早くご安心いただけるよう、対応に尽力しました。
BXグループは創業当初より業界に先駆けてアフターメンテナンス体制を構築、60年を超える歴史の中でお客様に末永く「安心」「安全」にご利用いただく「ライフロング・パートナーシップ」を実践してきました。当社の災害発生時における初動対応は、社是・経営理念のもと、できる限り迅速にお客様のご要望にお応えしたいという、全従業員の強い思いから成り立っています。また、このようなエリアを越えた応援体制は地域連携の絆を強くし、使命感を持つ従業員が率先して現場対応に当たるケースが多いことも、後世に引き継ぐべき当社のカルチャーです。
「シャッターでお困りのお客様のお役に立つこと」は不変のあるべき姿であり、災害時に備え、今後もさらに迅速な初動体制の整備を強化していきます。

関連ページ:文化シヤッターサービス > お客様サポート > 災害時の対応について

VOICE
文化シヤッターサービス 顧問
佐藤 立生

東日本大震災では、被災地における過酷な作業にもかかわらず半年間にわたり全国各地より多数の従業員や協力会社の方々が応援に駆けつけました。2018年8月の台風21号を筆頭に、その他の災害についても同様の対応がしっかりと体質化されつつあります。「被災されたお客様に貢献したい、現地で汗を流す仲間を助けたい」という熱い従業員の思いが、迅速な初動体制を生み出していることは間違いありません。有事の際、現場でお困りのお客様のご要望を伺えるのは「人」に限られますが、今後は情報技術の進化によりできるだけシステム化することで、従業員の負担を軽減しながらも確実にご要望にお応えできる体制を構築したいと考えています。これからもBXグループの社是、経営理念、当社サービス理念「真心と技術」を指針に、奉仕の精神で社会に貢献し続けたいと思います。

被災地支援活動「第5回BXマルシェ東北うまいものフェア」
東日本大震災から9年、被災地では住まいや交通網などの整備が進む一方、約44,000世帯(復興庁発表2020年4月現在)が避難生活を続けるなど、いまだに多くの人が困難な状況にあります。文化シヤッターでは、震災の記憶を風化させないよう、東京で気軽にできる復興支援活動「BXマルシェ東北うまいものフェア」を継続して実施。産業復興のほか被災地の現状を知っていただく機会として、従業員や近隣企業、地域住民など、これまでにのべ約6,000名にご来場いただいています。
第5回マルシェでは、当社のシンボルマークであるBXに込められた“掛け合わせる力”にちなみ、文京区内のお店や団体が被災地の食材を使ったオリジナルメニューを販売する「被災地×文京区」のコラボ企画を実施。社会福祉法人山鳥の会(文京区)が宮城県石巻市の金華サバを使用した「サバサンド」は、早々に売り切れるほどの人気でした。また震災直後や現在の被災地の様子を写真パネルで展示し、来場者に9年間の復興の軌跡をご覧いただきました。今後も被災地支援を継続すると共に、被災地や地域との交流の機会を設け、地域防災の関係づくりを進めていきます。
山野目代表(左) 東洋大学フィールド活動参加者(右)
from STAKEHOLDER
一般社団法人カイタク 代表
山野目 真悟 様

東日本大震災で被災をしてから9年以上が経過し、復興支援をテーマとしたイベントが少なくなる中、東京で生活する皆様と継続して交流できる機会をいただき、改めて感謝申し上げます。BXマルシェではわかめや昆布など宮城県の新鮮で美味しい水産加工品を紹介させていただきました。これまでさまざまな企業の物産展に参加してきましたが、これだけたくさんの地域の皆様が来場されるのはほかにはなく、地域に愛される企業づくりをされているのだと感じました。被災地復興に向けて奮闘している方々の力になれるよう、今後も継続して宮城県の魅力を発信してまいります。

被災地復興支援活動 「第4回BXマルシェ東北うまいものフェア」
東日本大震災発生から8年、震災の記憶が風化しないよう東京でも気軽に参加できる復興支援活動として「BXマルシェ東北うまいものフェア」を実施しています。被災地の産業を支援すると共に、今もなお困難な状況下にある被災地や風評被害に苦しむ農漁業に携わる方々の現状を多くの方に知っていただく機会として、従業員をはじめ、近隣住民や区内在勤者など毎年多くの方にご来場いただいています。
第4回目となるマルシェでは、被災した従業員のご家族が営む果樹園からりんごのブースが出店されました。販売に立つご家族には、多くの来場者から声がかかり、早々に売り切れる程の人気でした。また、被災地支援をきっかけに、いざという時の自助の備えについても関心を持っていただくために、杉田エース(株)様と尾西食品(株)様に社会貢献事業としてご協力いただき、長期保存食の試食・販売ブースを設けました。今後も被災地支援を継続すると共に防災をテーマとした交流の機会を設け、地域との顔の見える関係づくりに努めていきます。

会場の様子

VOICE
BXマルシェ出店
文化シヤッター 東北支店 宮古営業所 所長
日向 寿一

東日本大震災以降、多くの方々よりご支援をいただき、岩手県では災害公営住宅が全て完成、三陸沿岸道路も多くの区間が次々と開通するなど着実に復興が進んでいます。東京本社で開催しているBXマルシェに実家のりんご園を出店することでマルシェの盛り上がりに貢献できればと考え、岩手県自慢のりんごと共に母と参加しました。マルシェ会場の熱気と賑わいは想像以上で、実家のりんごもお陰様で大変好評でした。震災から8年が経過しますが、来場者皆様のパワーは、今後も復興の後押しとなると感じました。


寿果樹園
日向 清一様 (左)
陽子様 (右)

被災地に心を寄せてくださる会社の理念と姿勢に触れ、大変感銘を受けました。息子が身を置く会社から思いがけない機会をいただき嬉しく思っています。東京での出店経験はなく、出店が決まった当初はお客様の反応がとても不安でしたが、試食を召し上がりお買い上げいただくお客様が多く、2回足を運んでくださる方もいて、驚くと同時にとても幸せな気持ちになりました。東京の皆様との触れ合いは、今後のりんごと加工品づくりに大きな自信となりました。良い経験をさせていただき、心から感謝しています。

わたりこどもまつり2017を開催
BXグループでは、東日本大震災発生直後より宮城県亘理町と交流を持ち、地域住民や児童館の子どもたちを対象とした支援活動を継続して行っています。「わたりこどもまつり2017」では、浦和レッドダイヤモンズOB選手によるサッカー教室をはじめ、文化シヤッター「Buzz Bullets」の現役選手やフライングディスク推進チームによるフライングディスク教室を開催。従業員ボランティアが縁日を開き、豚汁やパンケーキ、フランクフルトなどをふるまい、600食の焼きそばが2時間で品切れになるほどの大盛況となりました。今後も亘理町とは、支援の枠を越えた交流を続けていきます。
豚汁を提供する従業員ボランティア
第3回BXマルシェ東北うまいものフェアを開催
文化シヤッターでは、東京でも気軽に参加できる東北復興支援活動として、「BXマルシェ東北うまいものフェア」を実施しています。被災地の産業を支援すると共に、今もなお困難な状況下にある被災地や風評被害に苦しむ方々の現状を多くの方に知っていただき、震災の記憶が風化しないよう、毎年従業員をはじめ、近隣住民や区内在勤者など、多くの方にご来場いただいています。当日は宮城県東松島市の小野駅前応急仮設住宅で手縫いされたソックスモンキー「おのくん」を小さな子どもたちにプレゼントし、子どもたちからのメッセージを被災地にお届けしました。今後もさまざまなステークホルダーと連携しながら、支援の輪を広げていきます。

会場の様子

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文京区社会福祉協議会 地域連携ステーション フミコム
根本 真紀 様

被災地支援の経験があるご縁で、スタッフとして参加しました。飲食物が中心のマルシェにあって、子育て世代にも関心を持ってもらえるような特産品ということで「おのくん」のプレゼント企画を提案しました。地域のご家庭で「おのくん」を大切にかわいがってもらえることが震災を風化させない一助になればと願っています。BXマルシェが被災地と地域を結ぶハブ機能を果たすように、私どもも地域の皆様のニーズに応じた連携の拠点となるよう、引き続き尽力してまいります。

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福島県東京事務所 所長
伊藤 直樹 様

東日本大震災から7年が経過しましたが、今なお約4万5千人の県民が避難生活を続けているほか、未だ根強く残る風評や、時間の経過と共に加速する震災の記憶の風化など、課題は山積しています。一方、昨年度の県産農林水産物の輸出出荷量が震災前を超えて過去最高を記録し、今年度の全国新酒鑑評会では本県の日本酒が6年連続で金賞受賞数日本一の快挙を成し遂げるなど、復興に向けた明るい光が一層強まりを見せています。文化シヤッターの皆様をはじめ、福島に想いを寄せてくださる方々には、ぜひ福島のファンとなっていただき、引き続き応援をお願い申し上げます。

第2回BXマルシェ東北うまいものフェアを開催
東日本大震災発生から、6年が経過した今、変化する被災地のニーズに合った支援を目的に、東北物産展「第2回BXマルシェ東北うまいものフェア」を、BXホールにて開催しました。これにより被災地の産業復興につながるほか、地域の皆様を含む多くの人が、現地に赴くことなく支援活動に参加でき、現在もなお、復興に向けて奮闘する被災者の想いを「知る」機会としても意義のある活動です。当日は東洋大学のゼミ生も「社会貢献フィールド活動」として参加し、マルシェの盛り上がりに一役買ってくれました。第1回に引き続き、従業員をはじめ、多くの地域住民や近隣にお勤めの皆様がご来場になり、出店した被災地の方々にもご好評をいただきました。
会場の様子
「社会貢献フィールド活動」で参加した東洋大学生
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東洋大学 社会学部 社会福祉学科 3年生
田中 恵嘉 様

大学の講義では決して学ぶことのできない、CSRの現場を肌で感じることができました。「人とのつながり」を大切にする企業姿勢に感銘を受け、この経験が、「地域に密着した社会貢献活動に携わりたい」と将来の職業選択を見据えるきっかけとなりました。このような社会体験は、私たち学生にとって、企業と社会の関わりを目の当たりにできる非常に貴重なものです。今後もぜひ、私たちの後輩が継続して参加させていただけたらと思います。

「平成28年熊本地震」被災地への支援活動
2016年4月に発生した熊本地震において、文化シヤッターでは義援金と共に避難所でのプライバシーを確保するための間仕切400名分を寄贈しました。また当社福岡工場を拠点とした飲料水や簡易トイレ等の物資による支援のほか、破損や開閉困難となったシャッター等への取り扱い注意喚起など迅速な応急体制で対応しました。BXグループでは「エコと防災」をテーマに事業活動を行っていますが、同時に発災時についても全国拠点にある資源を活かし、迅速な対応で支援活動を実施します。
震災直後の事務所の様子
避難所用間仕切
VOICE
文化シヤッター 九州支店 熊本営業所
坂口 浩司

「平成28年熊本地震」から、1年が過ぎました。多くの方からの温かいお言葉、そして早急な支援物資の手配に心から感謝しています。震災直後のあらゆる道路・ライフライン等が寸断された混乱の中、地域に何かできることはないかと思っていたところに、営業所近くの避難所となっていた小学校で、支援物資が届かず困っているという話を聞きました。微力ではありますが、少しでもお役に立てればとの思いで、できる限りの物資を届けさせていただきました。発災時には情報が分断される傾向にあります。普段から地域の皆様と顔の見える関係を築き、いざという時には迅速に連携できることの大切さを知りました。